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ボロニーズのスタンダードについて


マルチーズやビションフリーゼなどと同じ祖先をもつ犬と考えられており、11世紀頃には存在していたとされる。
原産国であるイタリアのボローニャ地方から名付けられたボロニーズは、王族貴族のペットとして愛され、贈り物として献上されることの多い犬だった。 また、ティツィアーノやゴヤ、ブリューゲルら時代を代表する画家の手によって、貴族たちを描いた絵画の中にボロニーズたちも存在していました。
中世から近代にいたる時代になると、世界的に市民革命が起きて王侯貴族の地位が下がり、愛玩犬の人気も衰えて、少しずつ減少して行くことになる。数こそ少なくなったもののボロニーズたちは高貴な人々の愛玩犬として大切に飼われ続けた。そのため、多くの純血種の犬たちのように、戦禍により減少し存続の危機に見舞われることはなかった。
戦後、イタリア人繁殖家ジャンフランコ・ジャネリの手によってボロニーズたちは数を増やし、一般人の飼い主にも手が届く存在となった。
1980年代後半以降はイギリスやアメリカなど海外への輸出も始まり、ドッグショーにも出展されるようになる。 その後も、ボロニーズを手がける繁殖家は増えたものの、現在まで流行犬種になることもなく、原産国のイタリア以外では非常に少ない個体数である。
素直で明るく、積極的で従順なので主人やその周りの人間に極めて懐く。

頭部は体高の3分の1の長さに等しい。スカルはわずかにオーバル(卵型)。前頭骨の隆起ははっきりしている。鼻のサイズは大きく、色はブラックでなければならない。マズルの側面が平行なので、マズルの全面はほぼスクエアである。
目はほぼ前頭部の平面上に付いている。大きさはやや大きく、色はダーク・オークル。形は円形で、突出してはならない。
耳は長く、垂れ下がっているが付け根はかなりしっかりしている。
背線はまっすぐで、腰にはわずかに膨らみがある。肋骨はよく張っていて、胸の深さは体高のほぼ半分。
前肢はボディの中心の線に対して完全にまっすぐで平行である。大腿の長さは体高の3分の1の長さ。足先はオーバル。

ホワイト


原産地イタリア
標準体重雄 2.5kg~4kg 雌:2.5kg~4kg
標準体高雄:27㎝~30㎝ 雌:25㎝~28㎝