• Dobermann
  • ドーベルマン

ドーベルマンのスタンダードについて


ドーベルマンは、ドイツ人のフリードリッヒ・ルイス・ドーベルマン氏によって、優秀な護衛犬としてジャーマン・ピンシャーを基礎として、ジャーマン・シェパード、ロットワイラー、ワイマラナー、マンチェスター・テリアなどを交配して作られた。それらの血を受け継いだ結果、警護能力、追跡能力、知性、耐久力、俊敏性をもった、美しい筋肉質のドーベルマンが誕生する。1876年にはじめてのドッグショーに登場して以来、美しい外見と知性の高さから絶大な人気を誇るようになる。警察犬、護衛犬、軍用犬、各種作業犬、そして家庭犬としても安定的な人気を保っている。
気質は友好的で、穏やかであり、家族に非常に忠実である。中庸な気性と鋭敏さが望まれる。訓練しやすく、ドーベルマンは作業を楽しみ、また十分な作業能力をもち、勇敢であり強健さがある。特に自信に満ち、恐れをなさないことが必要であり、また社会環境への適応能力も同様である。家族に非常に忠実で子供を愛する。

中型で、頑丈でたくましい体つき。
頭部は上から見ると鈍いくさび形をしていて、オクシパット(後頭部)は目立たない。鼻の色はブラックの被毛の場合はブラック。ブラウンの場合は明るめの色調になる。深いマズルはスカルと適度に比例していて、頑丈に発達していなければならない。
目は中くらいの大きさで、オーバル(卵型)。色はダーク。ブラウンの個体の場合は明るめの色調が認められる。
耳の付け根は高く直立している。東部に釣り合った長さで断耳する。断耳していない耳は中くらいの大きさが好ましい。
口は引き締まっており、歯肉の色素はダーク。咬み合わせはシザーズ・バイト。
背は短く引き締まっている。腰は十分な幅でしっかりとした筋肉がつく。メスはわずかに腰が長い。
尾の付け根は高く、およそ2つの尾椎が明確に残る程度の部分で断尾する。断尾していない場合は自然な状態のままでよい。
前脚はどの側面から見てもほぼまっすぐ。爪は短く、色はブラック。

ブラック・タン

ブラウン・タン



タンのはいらないブルーや、イザベラブルーは好ましくないとされている。


原産地ドイツ
標準体重雄 40~45kg 雌:32kg~35kg
標準体高雄:68cm~72㎝ 雌:63cm~68cm

※オス、メスともに中くらいのサイズが好ましい。