• Field Spaniel
  • フィールド・スパニエル

フィールド・スパニエルについて


最も古いランド・スパニエル種でスパニエルの典型。
一時期はすべての狩猟スパニエルの一族をフィールド・スパニエルと呼んでいた。
1800年代末のイギリスにおいて、サセックス・スパニエルとイングリッシュ・コッカー・スパニエルを交配させて作出された犬種だと考えられているが、作出当初は、「真っ黒で胴長短足で太った犬」というイメージが先行してしまい、ハンターたちから見向きもされず不遇の時代を経験することになる。
 1900年代初頭には、絶滅の危機に陥ったため、急遽イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの血統を用いて救済されたという歴史がある。その後1950年代になると、フィールドスパニエルを外見的にも機能的にも洗練しようとする動きが高まり、「ロネイン・リーガル」、「ゴーマック・ティール」、「コロンビーナ・オブ・ティフォント」、「エルムベリー・モルウィーナ・オブ・リューラス」という名の4頭の犬を基礎として、現在のフィールドスパニエルの原型が出来た。現在存在しているフィールドスパニエルは上記した4頭の子孫ということになる。
とても従順で活発、自立心が強い。鳥猟犬や郊外居住者の家庭犬として飼育されるのが理想。都市部には向いていない。

頭部は血統や品の良さ、高貴さを感じさせる。スカルは彫が深く、オクシパット(後頭部)ははっきりしている。ストップは適度で鼻はよく発達している。
目は大きく見開いているが、形はアーモンド形。色はダーク・ヘーゼル。
耳は適度な長さで、幅が広く、豊富な飾り毛がある。
顎は力強く筋肉質。咬み合わせはシザーズ・バイト。
首は力強く、長いため、難なく獲物を運ぶことができる。
背や腰は力強く、平らで筋肉質。あばらの周囲の長さはボディの3分の2を占める。
尾は、以前は慣習的に断尾されていて、3分の1の長さを残して断尾する。断尾しない場合はホックまで届く長さである。

ブラック

レバー

ローン
地色にホワイトが細かく混じったもの。


原産地イギリス
標準体重雄:18~25kg 雌:18kg~25kg
標準体高雄:44cm~48㎝ 雌:44㎝~48cm