• Gordon Setter
  • ゴードン・セター

ゴードン・セターについて


ゴードン・セターの起源は、スコットランド国内に古くからいた「セッティングスパニエル」(setting spaniel)だと考えられている。
スコットランドの城主ゴードン公爵1700年代の終わりから1800年代初頭にかけて、第4代ゴードン公にあたるアレクサンダー・ゴードン公爵(Alexander Gordon)は、自らが所有する広大な敷地の中で、狩猟の際の特別な役割をもった犬(岩だらけで悪天候の下でも、長時間の猟が継続できる強靭な体力と高い知能、運動能力を兼ね備えた犬)を求め、独自に新たな犬種を作出したことから始まる。
優秀な鳥猟犬として名をはせていたゴードン公爵の犬たちは、1840年代には早くもアメリカへと渡り、このとき海を渡った「Rake」と「Rachael」という2頭は、現在アメリカにいるゴードン・セターに多大なる影響を与えた。
1892年に、アメリカン・ケネル・クラブ(AKC)によって公認される。
 この犬種がイギリスのケネル・クラブに公認されたのは、アメリカよりも30年ほど遅い1924年。基礎犬の作出に貢献したゴードン公爵にちなんで「ゴードン・セター」と呼ばれるようになったのもこのときからである。
スコットランドで唯一のガン・ドッグでセターのなかでは一番大きい。
好奇心旺盛で陽気で利口。セター特有のテンションンの高さが特徴的。社交的で誰とでも友好的に接することができる。

眼瞼は引き締まっている。スカルはわずかに丸みを帯びていて、両耳の間は幅広い。鼻の色はブラック。マズルはかなり厚みがあり、長い。
目の色はダーク・ブラウン。
耳の大きさは中くらいで、厚さは薄い。頭部に沿って垂れさがっている。
咬み合わせはシザーズ・バイト。
ボディは適度な長さ。胸の下部分は深く、あばらはよく張っている。
尾はまっすぐか、三日月刀のような形で、ホックより下には達さない。
足先はオーバル(卵型)で、指趾の間には十分な被毛が生えている。

ブラック&タン



原産地イギリス
標準体重雄:25~36.5kg 雌:20.5kg~32kg
標準体高雄:66㎝ 雌:62cm