• Lowchen
  • ローシェン

ローシェンのスタンダードについて


ドイツ語で「小さなライオン」を意味する犬種で、ライオンカットを特徴としている。
明確な起源は不明で、チベットからもたらされた犬が、ヨーロッパにいたスピッツタイプやテリアタイプの犬と交雑したとする説や、地中海のビション・フリーゼやマルチーズなどと血縁関係にあるという説もある。
いずれにしてもこの犬の歴史は古く、15~16世紀ごろの絵画や文献に、ローシェンに似た犬が頻繁に登場していることから、ルネサンス以前のヨーロッパにおいて絶大な人気を誇っていたと考察されている。
第二次世界大戦後は絶滅の危機に瀕し、1960年のギネスレコードでは「世界で最も希少な犬」として登録された。
しかし1945年からベルギーの獣医師などの尽力により血統が維持され、徐々に個体数が回復していった。
 1971年、初めてアメリカへと渡ってすぐに犬種協会が設立され、1999年、ノンスポーティンググループとしてアメリカン・ケネル・クラブ(AKC)に公認される。
活発で陽気、人懐こく、攻撃的ではない。理解力がある。

頭部は短く、スカルは幅広い。鼻の色はブラック。長すぎるスカルや幅のないスカルは欠点となる。ブラック以外の鼻、鼻にスポット状の色素欠乏、マズルが上向きになっているものも欠点となる。
目の形は丸く、大きい。色はダーク。小さい目やアーモンド形の目、出目、明るい色の目は欠点となる。
耳は長く、垂れている。豊富な飾り毛がある。短すぎる耳や、不十分な飾り毛の耳やまったく飾り毛のない耳は欠点となる。
ボディは短く、均整がとれている。調和がとれていないものや、長すぎるもの、堅固でないものは欠点となる。
尾は長すぎたり、短すぎたりするものは欠点となる。

ブラウン系の色調以外のすべての毛色


原産地フランス
標準体重雄 4kg~8kg 雌:4kg~8kg
標準体高雄:25㎝~32㎝ 雌:25㎝~32㎝