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  • マル・チーズ

マルチーズのスタンダードについて


原産地は現在のマルタ共和国のマルタ島とされていて、その時期は紀元前1500年頃だとされる。
貿易商人によりアジアからマルタ島に持ち込まれた犬が、島の中で独自の発展を遂げてきたとされているが、あまりに古い歴史の為、確実な記録ではない。
マルチーズはほかのミニチュアドッグのように選択交配で小さくなったものではなく、最初から小さい犬であったため、世界最古の愛玩犬と呼ばれている。
マルチーズは貿易商人や船員によって世界各国へ持ち出され、ビション・フリーゼなど他犬種の発展の基礎になることもあった。 イタリアやフランスを経てヨーロッパにわたったマルチーズは、15世紀には貴婦人の愛玩犬となり、19世紀になると、犬好きで知られるイギリスのビクトリア女王もマルチーズを飼育していた。
一方、マルタ島に残ったマルチーズたちは、小さな島の中で交配を繰り返されていて、近親交配となってしまい、性質が固定化されたことにより、特定の遺伝病や疾患にかかりやすくなった。初期のマルチーズは白以外の色もあったようだが、近親交配を繰り返すうちに、白い毛色で固定されてしまったとされる。 日本に入ってきたのは1960年頃とされている。
従順で温厚、活発で陽気。その一方で神経質で気の強い一面もある。主人に対しては愛情深く接する。

ストップから鼻先、ストップから頭頂までの長さは同じで、バランスが取れていなけれなならない。
スカルはわずかに丸みがあり、両耳間の幅は広い。鼻の色はブラック。鼻をはじめ、ブラックである部分の色素を欠くものは欠点となる。
目はやや丸く、色はダーク。目縁は黒いものがよい。
耳は豊富な飾り毛で覆われていて、垂れ耳。
咬み合わせはシザーズ・バイト。
首は十分な長さで力強い。
腰は強く、胸はよく発達していて、あばらは張っている。

純白


原産地中央地中海沿岸地域
標準体重雄 2kg~3kg 雌:2kg~3kg
標準体高雄:20㎝~25㎝ 雌:20㎝~25㎝