• Miniature Pinscher
  • ミニチュア・ピンシャー

ミニチュア・ピンシャーのスタンダードについて


外見の相似からドーベルマン・ピンシャーを小型化した犬と思われがちだが、実はミニチュアピンシャーの方が歴史が長く、その始まりは17~18世紀頃といわれている。。ミニピンという愛称は日本だけではなく、発音は少し異なるものの、アメリカなど英語圏でも「min-pin」という略称で通用する場合がしばしばある。
祖先犬とされる中型のヘル・ピンシェルは、ドーベルマンと同じ祖先であり、その後、ジャーマン・ピンシャー、ダックスフンド、イタリアングレーハウンド、さらにミニチュアシュナウザーやトイ・マンチェスターテリアなどを交配して、19世紀には現在の形とほぼ同じになっていたとされている。 ピンシャーという名前はドイツではテリアのことを指すが、現在では愛玩犬に分類されることが多く、テリアに分類されることは少ない。 ドイツでは鹿を意味する「レイ」を冠したレイ・ピンシャーと呼ばれているが、ブラウンの毛色と小鹿のような体つきからつけられたとされている。 ドーベルマンと同じで、現在も多数の国で断尾・断耳の習慣が続いているが、ドイツほかヨーロッパ各国では動物愛護精神を尊重するため、20世紀後半以降、断尾・断耳を禁じられている。
活発で自信に満ちた性格でありながら、穏やか。主人への忠誠心やその勇敢さから番犬にも向いているといえる。

優美でスクエアな体型が、スムースな被毛によってより際立つ。
頭部は堅固で額と鼻梁(鼻筋)は平行である。鼻の色はブラック。
目はオーバル(卵型)で目縁は黒い。
耳は立ち耳と垂れ耳があるが、断耳が禁止されていない国では、断耳して立ち耳にする習慣がある。
前脚は頑丈でまっすぐ。肩甲骨は胸の骨格に接していて、十分に筋肉が付いている。
歩様はハックニー(ハックニー馬のように前後肢を高く上げる歩様のこと)である。

ディアー・レッド

レディッシュ・ブラウン~ダーク・レッド・ブラウン

ブラック&タン
ブラックとタンの2色で構成された毛色。

チョコレート&タン
チョコレートとタンの2色で構成された毛色。


原産地ドイツ
標準体重雄 4kg~6kg 雌:4kg~6kg
標準体高雄:25cm~30㎝ 雌 25cm~30cm