• Pyrenean Mastiff
  • ピレニアン・マスティフ

ピレニアン・マスティフのスタンダードについて


とても古い時代にアジアからやってきた大型犬が祖先であると推測されている。 かつてスペインには、カスティーリャ王国とアラゴン王国が並存していて、比較的平坦な土地が多かったカスティーリャ王国ではスパニッシュマスティフが発展し、ピレネー山脈の麓に位置するアラゴン王国では、この犬種が発展していったと推測されている。  1936~1939年に起こったスペイン内戦や第二次世界大戦によって壊滅的なダメージを受けたが、1970年代になって復興計画が開始され、1982年にFCIによって国際的に公認された。現在もなお、希少な犬種である。
優しく従順で、気高く知的。やや独立心が強めなので、子犬の頃から社会化は必須となる。見知らぬ人にも怖がることはなく、決して逃げない。他の犬に対しても気立てがよく、自身のほうが力において勝っていることを知っている。

とても大きな犬種で、中庸なプロポーション。重々しい印象を与えてはならない。
頭部は大きく力強い。後頭骨ははっきりとしている。鼻の色はブラック。
目は小さく、形はアーモンド形で色はダークもしくはヘーゼルが好ましい。犬が静止しているとき、下眼瞼が少しゆるんで、結膜が少し見えるのが特徴。
耳は中くらいの大きさで、垂れている。
咬み合わせはシザーズ・バイト。
ボディはスクエアでとても力強い。尻の高さは体高と等しい。
デュークロー(狼爪)は1本か2本で、元々ない場合もあるが切除するのも許容される。

ホワイト
はっきりとしたマスクがみられる。耳は常に斑がある。斑の色として好ましい順で
ピュア・ホワイトもしくはスノー・ホワイトに適度なグレーの斑、
ゴールデン・イエローの斑、
ブラウンの斑、
ブラックの斑、
サンディーの斑、
マーブルの斑、とされている。


原産地スペイン
標準体重雄 54~70kg 雌:54kg~70kg
標準体高雄:71cm~80㎝ 雌:71cm~80cm