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プードルのスタンダードについて


フランスの国犬であることからフランス原産と考えられてきたが、実は古くから東西ヨーロッパ全体にプードルと思われる犬が存在していた。
研究が進んだ結果、発祥はロシアまたは中央アジア北部であり、長い時を経て地域の犬と交雑されながらヨーロッパを横断し、ドイツからフランスへ入る頃には現在のプードルに近い形になったというのが一番有力な説とされている。
16世紀までのプードルは、現在のスタンダード・プードルかそれよりやや大きいサイズだけに限られており、使役犬として荷車を引き、水猟犬としてカモ狩りに従事するなどの働きをしていた。プードルの独特のトリミングは、水猟犬としてのニーズから行われたのが始まりとされている。
17世紀に入る頃になると、小さく作られたトイ・プードルが、フランス上流階級のあいだで愛玩犬として人気になった。プードルはこの時期までに、全てのサイズバラエティが存在していたと考えられている。賢く、訓練性能が良く、人に親しむプードルたちはスタンダード以外のサイズも、サーカスで芸を見せたりトリュフ探しに使われたりするなど様々な目的で使役され、その場に合った改良をされてきたものと考えられる。しかし、トイサイズまでのミニチュア化の経緯は不明なままである。
実猟に使われる機会が減ったスタンダード・プードルは、足場の悪さに耐える足腰の強さと知的判断能力を生かして、近年では災害救助犬としての活躍に注目されている。 サイズのバラエティは多くとも、それぞれのプードルの能力にはほぼ違いがない。しいて言うならば大型のスタンダード・プードルは他の3サイズに比べて神経質な面が少ないというくらい。
近年ではトイ・プードルよりさらに小さいタイニー・プードルやティーカップ・プードルなども登場している。 サイズを縮小して愛玩犬化してもなお、プードルらしい資質が失われず、矮小化に伴う遺伝病リスクを慎重に避けながら発展してきたプードルは世界中の家庭と多様な場面で、現在も愛され続けている。
とても利口で聡明。運動能力があり好奇心が強い。たいへん知的でボーダー・コリーに次ぐ賢さである。

スカルは適度に丸みを帯びている。ストップははっきりしている。
鼻の色はブラック。毛色がアプリコットのものはレバーでも許容される。ブラウン系のものはレバー。
目の形はアーモンド形で、色はダーク。毛色がアプリコットのものはアンバーでも許容されるが好ましくはない。ブラウン系のものはダーク・アンバー。
唇は引き締まっていて、色はブラック。毛色がアプリコットのものはレバーでも許容される。ブラウン系のものはレバー。咬み合わせはシザーズ・バイト。
首は十分に長く力強い。よい均整を保って頭部を高く保持している。喉の下にたるみがあってはならない。
尾は全体とのバランスがとれた長さに断尾する。

ブラック

ホワイト

ブルー

グレー

ブラウン

アプリコット

クリーム

シルバー

シルバー・ベージュ

レッド


カフェ・オ・レ色はブラウン系に含まれる。


原産地フランス
標準体重スタンダード:16kg~25kg ミディアム:8kg~16kg ミニチュア:5kg~8kg トイ:2kg~4kg
標準体高スタンダード:45㎝~60㎝ ミディアム:35㎝~45㎝ ミニチュア:28㎝~35㎝ トイ:24㎝~28㎝