• Pyrenean Sheepdog
  • ピレニアン・シープドッグ

ピレニアン・シープドッグのスタンダードについて


20世紀初頭までこの犬種は犬界に知られていなかったため、その起源は定かでない。ピレネーの谷々に様々なタイプの犬がおり、サイズや被毛に大きな違いがあったが、習性や性格は同じであった。1921年から1925年の間に最初の公式なスタンダードはBernard Sénac-Lagrange氏によって作り上げられたとされている。最初の修正は氏の任期中に行われ、その後はCharles Duconte氏及びGuy Mansencal氏によって行われ、2001年以降はレイモンド・トリケ氏と密に協力しAlain Pécoult氏が行っている。
勇敢で機敏で、率先して行動する能力があり、主人に対してはたいへん忠実。自発的な決断力があり、またこの犬種の活力を良い方向に導き、賢さと活発さから最良のものを引き出すためには、通常適度な威厳を持って接することが必要。他人に対しては、しばしば警戒心を抱くことがある。

  小柄ながら、大きな活力がみなぎる体である。
三角形に近い頭部。スカルは適度に発達し、ほぼ平ら。オクシパット(後頭部)の隆起は目立たない。鼻の色ははブラック。
目はややアーモンド形で、色はダーク・ブラウン。ブルーの地にブラックの斑が散ったもの(ハールクインもしくはスレート・グレー)の毛色の犬ではウォール・アイ(青白い目もしくはブルーに斑のある目)も認められ、ほとんどの場合この色をしている。
耳は短くなければならない。根元は適度に広い。理想的には、上部三分の一もしくは半分が前方または側方に垂れていなければならない。
唇の縁と口蓋はブラックかブラックの斑が強く入っている。咬み合わせはシザーズ・バイトでレベル・バイトも許容される。
骨格は堅固であるが、骨量は多すぎない。背は低めで腰は短く、わずかにアーチしている。
尾は長すぎず、いくぶん低く付く。十分な飾り毛があり、先端はフック状。法律で禁止されていない国いおいては、断尾されてる犬もいる。未発達な尾の犬は許容される。


フォーン

グレー

ハールクイン

スレート・グレー

ブリンドル

ブラック




原産地フランス
標準体重雄 6kg~13kg 雌 6kg~13kg
標準体高雄 40cm~50cm 雌 38cm~48cm