• Rough Collie
  • ラフ・コリー

ラフ・コリーのスタンダードについて


スコットランドのハイランド地方で過去数百年の間、山岳丘陵地帯で牧羊作業に従事していた。スコットランドのヒツジは顔と肢が黒かったためコリー(アングロ・サクソン語)で「黒」を意味する)と呼ばれ、牧羊犬も黒い被毛が主流だったことからコリー・ドッグと呼ばれるようになり、のちにコリーとなった。その後、毛色はトライカラーが主流になり、ブルー・マールも多かった。1860年にビクトリア女王がスコットランドからコリーを連れて帰ったことから人気に火が付いた。セーブル&ホワイトが記録されたのは1872年でこの毛色が大衆に好まれて、人気が絶対的なものとなった。
力強さと活動力にあふれ、冷淡さや粗雑さはみられない。穏やかな性格で、比較的誰にでもやさしく接する。非常に賢く物覚えも速い。しかし、牧羊犬の名残から、防衛本能がやや強く出る犬もいます。しかしながら、賢いだけに甘やかすと主人の言うことを聞かない大型犬になってしまう場合があり、幼犬期から、しっかりとしたしつけが必要。

優美で落ち着いていて威厳があり、全体として完全なバランスのプロモーション。
頭部の特質は非常に重要であり、サイズと調和がとれているという点も考慮されなくてはならない。すっきりとしたくさび形で輪郭はなめらか。スカルは平らで。両耳から鼻の先端までなめらかに先細りするが、マズルは細くはない。ごくわずかに認められるストップによって区別され、長さは等しい。額がから顎の下部までのスカルの深さは十分に深いが、極端であってはならない。鼻はつねにブラック。
目は優しい印象が重要である。アーモンド形で色はダーク・ブラウン。毛色がブルー・マールの場合、片目や両目、またはその一部にブルーもしくはブルーの斑がみられる。
耳は小さく、三分の二が直立し、先端の三分の一は自然に前方へ垂れている。
咬み合わせはシザーズ・バイト。


セーブル&ホワイト
セーブル(シルバー、ゴールド、フォーン、茶、灰色の被毛の中に黒い毛がまじりあったもの)&ホワイト

ブルーマール
薄いブルーに濃いバッチの大理石模様。

トライカラー
ブラック・タン・ホワイトの3色からなるもの。

ブラックが主で、脚と頭部に濃いタンの斑が入る。



原産地イギリス
標準体重雄 27.2kg~34kg 雌 22.7kg~29.5kg
標準体高雄61cm~66cm 雌55.9cm~61cm