• Smooth Fox Terrier
  • スムース・フォックス・テリア

スムース・フォックス・テリアのスタンダードについて


起源は定かではない。1790年にトーマス・ソーントン大佐が描いた絵画の中ではすでに、この犬種を思わせる一匹の犬が描かれている。1800年代初頭になると、ハウンドたちと一緒にキツネ狩りなどに使われ、穴の中に隠れている小動物を外に追い出す役割を果たしていたとされる。血縁的にはスムース・コーテッド・ブラック・アンド・タン、ビーグル、グレーハウンド、ブルテリアなど、スムース系の犬が掛け合わされたと考えられている。 同じフォックス・テリアとしてはワイヤ・ーフォックス・テリアがいるが、両者の血縁関係は明らかになっていない。フォックス・テリアがAKCに公認されたの1885年と早かったものの、スムースとワイヤーが別犬種として扱われるようになったのは、それから約100年後の1984年からである。  スムース・フォックス・テリアは特にホワイトの毛色が好まれたが、これは闇夜の中でも獲物と犬とを区別しやすいという実利的な理由があった。毛色がキツネと似ていてしばしば誤射してしまうことがあったからである。
注意深く、好奇心旺盛で常になにが起こるか期待している。興奮しやすい傾向にある。友好的で従順なので番犬としても活躍が期待できる。

小さな体にしかりとした骨量と力を蓄えている。クロッディ(低くずんぐりして重い感じ)でもなく粗野でもない。
スカルは平らで、ちょうどいい狭さ。目の方に行くにしたがって細くなっていく。ストップははっきりしていない。鼻の色はブラック。
目の色はダークで、大きさは小さく、どちらかというと深く付いている。形は丸い。
耳は小さくV字型。耳朶は適度な厚みがある。
咬み合わせは正しい歯並びで欠歯のないシザーズ・バイト
首はすっきりしていて筋肉質。スローティネス(喉の下のたるんだ皮膚)はない。
どの角度から見ても前肢はまっすぐ。後肢も力強く筋肉質。パッドは堅く頑丈。

ホワイト
ホワイトの下地にタンやブラック&タン、ブラックのマーキングがある。ブリンドル、レバー、レッドのマーキングは非常に好ましくない。


原産地イギリス
標準体重雄:7.3~8.2kg 雌:6.8kg~7.7kg
標準体高雄:32cm~40㎝ 雌:32cm~40cm