• Irish Soft-Coated Wheaten Terrier
  • アイリッシュ・ソフト・コーテッド・ウィートン・テリア

アイリッシュ・ソフト・コーテッド・ウィートン・テリアのスタンダードについて


アイルランド原産の犬種で、1700年代頃から農場でウサギやネズミ、モグラなどの害虫駆除や狩猟、家畜の番などの仕事をしていた。また、アナグマ猟ヤカワウソ猟などでも長年仕事をしてきた。アイルランド原産の犬種はアイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリア以外にも3つの犬種があるが、この犬種が最も古い犬種と考えられている。正式な記録が残っていないため不明な点も多いミステリアスな犬種。アイリッシュ・テリアやケリー・ブルー・テリアなどの犬種と血縁があるという説もある。
名前の「ソフトコーテッド」は絹のように柔らかい被毛を意味しており、「ウィートン」は小麦色を意味する。この特徴的な被毛が他犬種と見分けるポイントとなる。
歴史のある犬種だが、アイリッシュ・ケネル・クラブに公認されたのは1937年。イングランドでは1943年に、アメリカでは1973年に公認された。
元気で勇敢。主人に対しても忠実で愛情深く接する。頼りになる友であり、他のテリア種と比べると穏やかな性格である。防御能力に長けている。

短いカプリング。(最後の肋骨と寛骨の間を連結する胴)を持っている。
頭部は長く、粗野なところはなくボディとのバランスがよい。ストップははっきりしている。鼻の色はブラックでよく発達している。マズルはスカルより長くなく、頬は張っていない。目の色はダークもしくはダーク・ヘーゼル。
耳の大きさは小さいものから中くらいの大きさまである。
咬み合わせはシザーズ・バイトもしくはレベル・バイト。
首は頑丈で程よく長い。スローティネス(喉の下のたるんだ皮膚)はない。
ボディは長すぎない。背は強く、水平で腰は短い。
尾の付け根はしっかりしているが太すぎない。3分の2を残して断尾するが全体のバランスが取れていることを考慮しなくてはならない。
デュークロー(狼爪)は切除する。足先は小さく、広がらない。爪の色はブラックが好ましいが、ダークでも許容される。

ウィートン
小麦色。明るいウィートンからゴールドの色調まである。


原産地アイルランド
標準体重雄:18~20.5kg 雌:オスより少し軽い
標準体高雄:46cm~48㎝ 雌:オスより少し軽い