• Thai Ridgeback Dog
  • タイ・リッジバック・ドック

タイ・リッチバック・ドッグについて


約350年前のタイの古文書に記されている古い犬種である。ディンゴに近い原始的な犬種だが、詳しくは解明されていない。おもに獣猟犬として用いられてきり、荷馬車の護衛や番犬としても活躍していた。この犬種が独自のタイプを長い間にわたり維持できた一つの理由として、タイ東部の交通が不便だったため他犬種との交流がなかったことや、所有者の献身的な育成によりその姿を維持してきたことによる。日本でもまれに輸入されて登録されているが、世界的にもまだまだ珍しい犬種である。
主人に対しては従順で忠誠心があるが、警戒心が強く、それ以外の人には心を許さない。感覚は鋭敏で精悍(せいかん)、状況を判断できるので見境なく興奮しない。猟欲がとても強い。

スカルは平らで、前頭部にしわが見られるのが好ましい。鼻の色はブラックだが、毛色がブルーのものは明るい色でも許容される。マズルはくさび形をしていてブラック・マスクが好ましい。
目の大きさは中くらいで、形はアーモンド形。色はダーク・ブラウンだが、毛色がブルーのものはアンバーでも許される。
耳は中くらいの大きさで、三角形の直立耳。断耳はしない。
唇は十分に色素沈着している。咬み合わせはシザーズ・バイト。
首は中くらいの長さで筋肉質。わずかにアーチしている。喉はすっきりしている。
背に沿ってリッジ(逆毛)を形成している。腰は力強く幅広い。尻は適度に傾斜している。あばらはよく張っているが、樽胴ではない。
尾の根元は太く、先端に向かって徐々に細くなる。
肩はよくレイバック(後方に傾斜)しており、上腕と適度な角度をなす。爪の色はブラックだが、毛色に応じて明るい色でも構わない。

レッド

ブラック

ブルー

イザベラ
ごく明るいフォーン。


原産地タイ(後援国:日本)
標準体重雄:23~24kg 雌:23kg~24kg
標準体高雄:56cm~61㎝ 雌:51㎝~56cm