• Bordeaux Mastiff
  • ボルドー・マスティフ

ボルドー・マスティフのスタンダードについて


ボルドーマスティフはフランスのボルドー地方が原産だが、そのルーツは明確ではない。 元々は闘犬として熊やイノシシなどと戦っていて、闘牛が盛んになるとボルドーマスティフを小型化し闘牛に適した犬種が産まれた。 18世紀のフランス革命によって、一時期は絶滅の危機を迎えることになる。 絶滅は逃れたものの、第一次世界大戦や第二次世界大戦がきっかけで更に頭数が減ってしまうが、愛好家によって繁殖が続けられたことで頭数も復活し現在に至る。 終戦を機に闘犬として戦ってきたボルドーマスティフは、牛を追う犬として、または貴族の護衛犬や狩猟犬としての役割を担うことで生き抜いてきた。 このように古くから存在していたボルドーマスティフだが、スタンダードが確率されたのは1993年である。
用心深さと底知れぬ勇気によって、攻撃性を見せることなく護衛する。よい伴侶となり、主人に従順でとても愛情深い。落ち着きがあって、刺激の強さに対する安定が保たれている。オスは一般的に支配的な性格をしている。

くぼんだラインのある短頭蓋という典型的なモロシアンタイプ。力強く、ボディも非常に筋肉質だが、調和がとれている。堂々としていて諌止(いさめるの意)するような外貌をしている。
頭部は大きく骨張っており、幅広くて短め。オスの頭蓋部において、一番幅広い部分で測ったスカルの円周は体高とほとんど同じである。メスはスカルの円周のほうが体高よりわずかに短い。目のどちら側の端にもみられるシワもしくはデューラップは目立つべきではない。前顔部が顔のほとんどを占めている。が張り出してはいない。
目はオーバル(卵型)で広く離れて付いている。瞬膜は見えてはならない。色は、ブラック・マスクの犬に関しては、ヘーゼルかたダーク・ブラウンまで許容される。
耳は比較的小さく、垂れていなければならない。
口は非常に力強くて幅広い。咬み合わせはアンダーショット。上唇は厚く、垂れていて伸縮自在。
首は非常に力強く、筋肉質で円柱に近い。明瞭なデューラップが喉のあたりから始まり胸まで続くが、過度に垂れさがることはない。
四肢は力強い骨組みをしていて筋肉質。デュークロー(狼爪)はない。
過度に攻撃的、あるいはシャイなものは失格となる。

フォーン

マホガニー

イザベラ




原産地フランス
標準体重雄:最低限50kg 雌:最低限45kg
標準体高雄:60cm~68㎝ 雌:58cm~66cm