• Ibizan Hound
  • イビザン・ハウンド

イビザン・ハウンドのスタンダードについて


この犬種は起源が大変古く、現存する犬種の中では、典型的な原始的なタイプの外貌をしている。この犬種の絵はエジプトのファラオの墓碑や博物館の置物に見られるので、紀元前3400年頃には存在していたとされている。古代エジプトでガルゴと呼ばれていた立ち耳の犬が、いわゆるエジプシャン・ハウンドの始祖で、エジプシャン・ハウンドの末裔にあたる犬の代表的なものが、マルタ島に渡って古代エジプト犬の形質を現代まで伝えるファラオ・ハウンドと、バレアレス諸島イビサ島に渡ったイビザン・ハウンドである。
知的で従順、活動力があり、与えられた仕事は熱心にこなす。優しく陽気で家族に対しては愛情を示す。他人や知らない犬に対しては神経質になることもある。

頭部は全体的に長い。ボディと比較するといくぶん小さめが好ましい。スカルは長く、長頭形でオクシパット(後頭部)は突出している。ストップはほぼ目立たない。
目は小さく、ななめに付いている色はキャラメルのような明るい琥珀色。
耳は常に立っていてよく動く。
唇は薄く、色は肉色。咬み合わせはシザーズ・バイト。
首の上部、下部共にピンと張っている。長さは体長の4分の1。
ボディの比率は全体的にシンメトリー。正面から見るとやや凸状で中型。体長は体高よりもやや長いが大差はない。樽胴は重大な欠点となる。
尾は長く、股間の間から引っ張ったときに脊椎に達しなければならない。
四肢は全体的に細いが頑強。足先は野ウサギのような形をしている。

ホワイト

レッド

ホワイト&レッド


原産地スペイン(バレアレス諸島)
標準体重雄:50~59kg 雌:41kg~50kg
標準体高雄:66cm~72㎝ 雌:60cm~67cm