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Miniature Schnauzer
ミニチュア・シュナウザー

ミニチュア・シュナウザーのスタンダードについて

シュナウザーにはジャイアント・スタンダード・ミニチュアと3種類があり、元となるのはスタンダード・シュナウザーで、これを小型化したのがミニチュア・シュナウザー。ミニチュアシュナウザーは、スタンダード・シュナウザーとアーフェン・ピンシャーを交配して、ドイツのフランクフルトで作出されたとされている。
その後アメリカにわたると改良が進んで、小型化のためにプードルを筆頭にいくつかの犬種も交配されて、現在のミニチュア・シュナウザーの形に固定された。アメリカでは長い間、常に人気ランキングの上位に入っていた犬種。
原産国ドイツのケネルクラブでミニチュア・シュナウザーが成立したのは1899年だが、アメリカンケネルクラブでは1933年までスタンダード・シュナウザーと同じ犬種として扱われていた。この頃にはサイズもほぼ固定化されていたとされる。
アメリカでも多くの著名人やハリウッドスターにも愛されたミニチュア・シュナウザーは、ドイツで生まれてアメリカで育った犬種とも言える。日本に入ってきたのは戦後、アメリカ軍人が連れていたのが最初と推測されるが、当時の日本ではトリミング技術が発達していなかったため、家庭犬としては普及に至らなかった。家庭犬として本格的に迎えられるようになったのは高度成長期の1960年くらいになってからだが、2000年頃には人気が上昇し、現在では毎年のようにJKCの登録犬種ランキングの上位に入っている。

外見的な特徴は、スタンダード・シュナウザーに似ているが、性格や行動は小型犬の特徴をもつ。利口で勇敢、忍耐強く、敏捷である。家庭犬のみならず、番犬や同伴犬としても活躍できる。

小さいが力強く、がっしりしている。粗毛で上品。
スカルは頑丈で長い。オクシパットは突出していない。ストップは、眉によってはっきりしている。鼻の色はブラック。
目の大きさは中くらいで、オーバル(卵型)。活き活きとしていてカラーはダーク。
耳はドロップ・イヤー(垂れ耳)。両耳の折れ目は同一平面上にあり、頭頂を超えてはならない。
咬み合わせは完全なシザーズ・バイト。
背は丈夫で短く張っている。
尾は自然で、サーベル状もしくは鎌状に保持するのが望ましい。
オーバー・ショット、アンダー・ショットは失格となる。